【自作PC】ゲームしたい息子のためにPCを組んだ話|Zalman P10+RTX4060構成レビュー

今回そろえたpcパーツ 趣味

うちの子供に「デスクトップPC買いたいけどどれ買えばええ?」と尋ねられ、「よっしゃー、それならワシに任せとけ!構成は俺が考える。お金のことは全てお前に任せた、バイトがんばれ!と言い放ちPC1台組むことになりました。

彼は学校で使う用にノート1台持ってるはずなので、なぜ必要なのか聞いてみると「ゲームしたいから」との事。本格的なゲームをしない私にはどれくらいのスペックが必要かよくわからなかったのと、最近のパーツの価格事情をgoogle先生にいろいろ聞いて、以下のことに気を付け価格が13万~15万の構成になるように選びました。

自作界隈の人
自作界隈の人

CPU・・・パソコンの頭脳に当たる部分、ここは重要
メモリ・・・当たり外れの大きな部分、ここは値段で妥協するな
マザボ・・・PCの基礎となる部分、ここは質にもこだわるべき
HDD・・・何より大事なデータが保存される部分、ここは重要
グラボ・・・ゲームや動画再生能力はここで決まる、ここは大事
電源・・・ここがダメになると他のパーツもダメになる、ここは妥協出来ない
ケース・・・一番長く使う。ここから決めるぐらいの大事なパーツ
キーボード、マウス・・・直接触れる部分、ここに金をかけると幸せになれる
モニタ・・・これがダメだとどんなPC組んでもダメ。いいものを買え

これ、界隈では有名なコピペなんですが、まんざら間違いでもないんですよねぇ。全部ハイエンドで揃えたら100万こえる勢いなんで身の丈に合わせた構成で選びました。お金が振り込まれるたびに少しづつパーツを集め、仕上がるまでにだいたい4か月ほどかかりました。

パーツ選び

ケース/Zalman p10
zalman p10の裏

今回使用するのはzalman p10。最近流行り?のピラーレスケースです。僕はmini-itxが好みなんですが、グラボと排熱の関係でm-atxにしました。ゲーム中はグラボとcpuが高温になることが予想されるため、ケースファンが最大7枚も入りエアフローが良さそうなこちらのケースに決定。価格がこなれているのも好材料。

zalman p10の表

個人的にスモークガラスがもう少し暗めのほうが好みなのと、右側の空きスペースがデザイン的に少し気になりますが、わしのじゃないからまぁいいや。色は黒。

cpu/Ryzen 5700x
ryzen5700x

ここは悩みました。最初は14世代インテルにしようと色々調べてたんですが、cpuの反り問題や電圧盛りすぎ破損問題、性能伸びてないなど問題が山積み。反り問題は専用留め具使ったり、ドライバで低電圧化して壊れにくくしたりと対策はあったんですが、そんなややこしいcpuは今回はパス。おとなしくAMDのryzenにすることにしました。ただryzenもAM4なのか、最新のAM5にするのか、ゲームに強いと評判のx3dシリーズにするのか。

AM5にするとメモリがDDR5になって予算オーバーになるしx3dは少しお高いし、色々悩んだ結果x3dじゃないほうのryzen 5700xをaliexpressで恐る恐る購入。驚きの17,000円。バルク品なのか中古なのか1年後に動いているのか、真実は闇の中です…。

グラフィックボード/ASUS DUAL-RTX4060-EVO
rtx4060

迷った。迷った。自分がradeon使っているんで赤チームに入れたかったんですが、今回はゲームに強いと評判のnvidiaに。予算がないので困った困った。グラボ高くなりすぎ問題。いまさら1660spとか使えないだろうし4070とか予算的に高すぎるしで4060の安いやつで勘弁してもらいました。ヒートシンクが大きそうなasusの2.5スロットのやつ。

マザーボード/MSI MAG B550M MORTAR MAX WIFI
msi mag b550m mortar max wifi マザーボード

zalman p10はフロントにタイプCがあるので、フロントタイプCのソケット、さらにwifiがついてるAM4のm-atxがこれしかなった。本当は真っ黒な見た目のasusのtufにしたかったんだけど、条件が合わないからしょうがないね。

社外品のm.2用ヒートシンク

ついでにm.2のヒートシンクをアリエクで購入(¥1,000くらい)。pcie4.0のm.2は爆熱みたいなので社外品と交換、冷却には気をつかいました。

ケースファン/TEUCER JM-5・UPSIREN UF-3 Prism 7 PRO

ファンが光らないとゲーミングPCじゃねーだろ!ってことで今回は光るファンを探しました。

ケースファン

aliexpressで2種類購入。どちらも見たことも聞いたこともないメーカーです。光るファン。リア側のファンは同じメーカーのやつが探せなかったので、似たようなの購入。

デイジーチェーンの3連ファン

トップとボトムの3連ファンはデイジーチェーンってやつで連結させて使う事ができます。コネクタがごちゃごちゃしなくていい。吸気用と排気用のラインナップがあるのも驚きでした。昔はファンを裏返して吸気と排気を使い分けてたんですが、時代の進歩を感じる。サイドのインフィニティミラーが近未来的。

※組み立て時に気づいた点ですが、コネクタ接続部分が少し出っ張るので、ケースによってはファンが入らなくなる場合もありそうです。

ファンに接続すると出っ張ります

さらにファンの軸受けが一つ折れてた。どこかでぶつけたのか初めから折れてたのか不明。アリエクのコンビニ決済は返品や交換の仕方が大変そうなのと、どちらに過失があるのかわからないので2連ファン+リア側のファンを並べて使います。(到着時にすぐ確認しとけばよかった…。ぐぬぬ。)

折れたファン
cpuクーラー/MUGEN6 BLACK EDITION
MUGEN6 BLACK EDITION

ryzen 5700xは65W定格で使うつもりなんですが、オーバースペックぎみのクーラーをチョイス。ヒートパイプ6本で巨大ヒートシンクを支えてます。こんだけデカけりゃそりゃ冷えるやろって感じです。しかし重さが1kgもあるけどマザーボードは大丈夫なんでしょうか。今回は手前のファンをP10のリアについてた純正ファンに交換し運用します。

cpuグリスmx6

家のがらくた箱にmx-4があったと思って探したけど、いくら探してもないのでmx-6を別途購入。結構堅めで伸びずらい印象。ムゲンについてた純正のCPUグリスは今回は使いません。

メモリ/Crucial CP2K16G4DFRA32A
crucial ddr4メモリ16G×2

定格で使うつもりなんで32Gあれば安いのでええやろ、って感じで探してたんですがヒートシンク付きのかっこいいのを見つけました。ぶっちゃけケースに入れると見えないけどね。光るメモリは高いから今回はパス。

電源/corsair 650M
コルセア650M

昔、ツクモのBTO使ってた時の電源をがらくた箱から引っ張り出して使いまわします。電源は重要パーツだから新品がいいんでしょうがSDGSです。はい。コルセア650wのブロンズ。

キーボード・マウス

「ロジクールが欲しい」とか言ってましたが、ほしけりゃバイト増やして買いなはれ。君は最安キーボードと最安マウスでがんばれ。と最低予算で購入を後回しにしていたら、パチンコで勝ったらしく急遽ロジクールを購入することに。最初からそのお金があればグラボもっといいの買えたのに…。

ロジクール TKL MECHANICAL k835
ロジクール G203
HDD/Crucial CT1000P3PSSD8・Crucial CT1000BX500SSD1
Crucial CT1000P3PSSD8

BTOのサイト見るとゲーミングpcってm.2ssdを1Tとかで使ってるのが多いみたいなんですが、Dドライブ使わないのが主流なんですかね。それともパーテーション切って使うのが主流?よくわからなかったんでCドライブはm.2 500Gにして2.5inch ssdを1Tつけることにしました。(バルク品の安い1T発見したのでCドライブを1Tに変更)

Dドライブは2.5inch ssd 1T。M.2 SSDと値段がほとんど変わらないのが少し納得いきませんが、M.2 SSDを2本差しは発熱が高くなりそうなんで1枚はSATAで運用。合計2Tもあれば大丈夫なはず!?

モニター/MSI MAGシリーズ MAG-274QF 
MSI MAG-2740QF

今回の構成はFHDでゲームすること前提なんでこれくらいのスペックで十分かと。息子はリフレッシュレート120hzをご所望でしたが100hzでこらえてもらいました。そもそもfps100と120の差って人間が感知できる差なんでしょうか?よくわかりません。これも当初の予定から変更してRAPID IPS・QWHD・27インチ・リフレッシュレート180hz・応答速度0.5msとすべてがグレードアップしたこちらの商品に。臨時収入恐るべし。

OS/windows 11 HOME

みんな大好きWindows。安心の正規品。

組み立て

色々とはずせるパーツも多いんで作業スペースが広くとれ、組み立ては簡単なほうなんじゃないでしょうか。

p10のすべてのパネルを外しました

裏配線スペースも広いのでコードをまとめてすっきり仕上がります。欲を言えばフロントパネルの電源やらなにやらの端子をまとめてもらいたかった。

裏配線

ボトムにファンをつける場合は底面からねじ止めできない&ファンについてるねじの大きさが合わないので、別途細くて長いねじが必要になります。ねじがない場合は結束バンドで無理やり止めることもできます。

今回はネットで調べてこちらの商品を使いました。簡易水冷のラジェーター用のネジのようです。

簡易水冷ラジエーター向け 25mm厚ファン ホワイト インチネジ 4本入り SN-031WH - エスエスエーサービス®
■商品特徴 簡易水冷のラジエーター向けロング仕様のインチネジ 長さ約30mm、インチ仕様のなべネジです。 ・簡

トップのファンはせっかくインフィニティミラーがついてるのにケースに隠れて見えない。下からのぞき込むと、かろうじて見えるレベル(笑)サイドを見せたいなら簡易水冷にしろってことでしょうね。

インフィニティミラーが見えずらい

出来上がりりはこんな感じになりました。

出来上がり画像
電源を付けたところ
暗いところでの画像

ベンチマーク

アリエク製ryzen 5700xが本物かどうか調べたかったので一回だけシネベンチ回してます。マルチのスコア数値を見ると大丈夫そうですね。

シネベンチR23のマルチスコア

まとめ・感想

いやぁ、久しぶりに自作すると楽しかった。構想から完成までに約4か月かかり、その間に思いがけず臨時収入があったことで予算が増え、当初の構成からいろいろと変更することに。構成を考え直す過程も含めて、本当に面白かった。予算が増えるっていいものですね。

また、パーツの値段も新作モンスターハンターやRTX5000番の発表などで変動していて、急に品薄になったり、価格が高騰したりと大変でした。今回購入したGPUなんて、今買うと1万円ほど値上がりしています。

ケースに使ったzalman p10なんですが、ボトムにファンを取り付ける方は別途でねじを購入しておかないと結束バンドで止める羽目になります。気を付けてください。

ファンが折れてるトラブルがあったけど、Aliexpressの製品が意外と大丈夫というのが分かった点は収穫だった(ただ時間がたたないと分からない部分もあるのとコンビニ決済の場合返品が大変)。どうしても闇サイトのイメージがあったけど、業者さえ間違えなければ大丈夫なんですね。欲を言えば、次世代のRyzenに載せ替えできるAM5のマザーとCPUにしたかったが、大幅に予算オーバーするので仕方がない。冷却はオーバースペック気味ですが、全体的にバランスの良いPCができたと思います。5年は戦えるはず。

組みあがったPC
品名価格
PCケース/Zalman p10\7,191
CPU/Ryzen 5700x\17,701
GPU/ASUS DUAL-RTX4060-EVO\45,980
MB/MSI MAG B550M MORTAR MAX WIFI\14,980
ケースファン/TEUCER×6・UPSIREN×1 計7枚\7,463
CPUクーラー/MUGEN6 Black Edition\6,545
メモリ/crucial CP2K32G4DFRA32A\8,430
電源/Corsair 650M¥0
キーボード/ Logicool K835 \8,505
マウス/ Logicool G G304\5,460
HDD/Crucial CT1000P3PSSD8\8,699
HDD/Crucial CT1000BX500SSD1\8,379
モニター/MAGシリーズ MAG-274QF \33,800
OS/windows11¥14,888
雑費(SATA延長ケーブル・m.2ヒートシンク・スリーブケーブル・インチネジ等)\4,000くらい

合計価格 ¥192,021

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